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[用地戦略のいまを考える] 月刊 用地BIZ 2015

[1月号特集]フォーラムレポート

2016.1.15

日経産業新聞フォーラム2015
  • 日経産業新聞フォーラム2015
  • 物流の進化が拓く消費と企業の未来
  • イー・ロジット 角井 亮一氏
    都市再生機構  宮本 保宏
    サンコーインダストリー 奥山 淑英氏

 2015年12月7日、東京都港区新橋のベルサール御成門駅前において日経産業新聞フォーラム2015「物流の進化が拓く消費と企業の未来」(主催:日本経済新聞社、協賛:独立行政法人 都市再生機構)が開催された。フォーラムでは株式会社イー・ロジットの角井亮一氏、サンコーインダストリー株式会社の奥山淑英氏による講演のほか、協賛社のUR都市機構による首都圏事業用地のプレゼンテーションも行われ、物流戦略の進化が及ぼした変化とさらなる進化の方向を検証した。

[1]講演

角井 亮一氏

「物流戦略で企業力UP!」

〜成長企業は物流をどう生かしているのか〜

株式会社イー・ロジット
代表取締役
角井 亮一

圧倒的なサービスで差別化徹底勝つための物流は消費立地型

裏方から主役へ、重要性を増してきた物流

 最近、物流が注目されています。ネットで注文を受けてから短時間で宅配する物流サービスの登場がテレビのニュースや特別番組で取り上げられ、一般の主婦層などからも高い視聴率を獲得しています。日本を代表する経済ビジネス誌でも物流特集が組まれ、その号だけ売り切れになる状況も生まれているそうです。大手誌の特集の中で「物流を軸に経営戦略を作り直す時が来た」というメッセージが発信され、長年物流に関わってきた人間として「企業の裏方にいた物流がようやく前に出てきた」と非常にうれしく思いました。

『日経ビジネス』2015年2月2日号
大手経済誌でも物流特集が組まれた
出典:『日経ビジネス』2015年2月2日号

 このように物流が注目されるのは、物流によって企業力がアップする事例が数多く登場してきたからです。そうした勝ち組企業ではどのようにして物流で企業力を上げているのか。答えは、物流の考え方に戦略性を持ち込んでいる、ということです。

 従来の考え方を「物流思考」とすれば、それは生産性で評価して物流を行うことであり、ものを決まった時間にできるだけ安く運んでくれさえすればいい、といった程度の「作業」でしかなかったと思います。

 しかしこれからは戦略性を持ち込み、企業戦略に合った物流戦略を立案し実行することが求められます。これを私流にいえば、企業戦略と物流戦略とを同期化する「戦略物流思考」です。この思考に立脚すれば様々な企業力アップの効果が生まれます。たとえば、コンビニ出店の例ですが、店舗開発部門が集客や商圏の観点から良い立地を提案しても、物流部門が全体最適を考えた効率性の観点から反対して出店しないという経営判断に結びつくこともあります。また、ある人気カップ麺で、配送効率を高めるため個装パッケージと配送用段ボール箱を小さくしたところ、トラックの積載効率が上がって物流コストが低下し、店頭での価格競争力が高まり、最終的には売り上げが大きく伸びたという事例もあります。これなどは物流で知恵を絞ればコストを下げ、さらに販売も強化できるという良い証拠ではないでしょうか。

消費立地型でスピーディーにお客様のもとへ

 最近特に重要だと思うのは、顧客発想に立脚し、顧客の利便性を重視したロジスティクス戦略を実践することです。もっとわかりやすくいうと、「お客様に便利に買ってもらえるようにするのがロジスティクス戦略」ということです。

 たとえば、この会場に1台だけ飲料自販機があるとすると、日頃は他メーカーの飲料を選ぶ人でも、のどが渇けば便利なのでそこに供給されている飲料を買います。最近実際にあった例でいえば、ある酒類販売チェーンは注文から1〜2時間で飲みごろの酒類を宅配するサービスで急成長し、ここ数年間で売り上げ1000億円を達成しました。またある家電量販店が展開するネットショップは、ネットで注文すれば30分以内に店舗で受け取れるほか、午後1時までに注文するとその日の午後5時半に届く当日配送を前面に打ち出し、売り上げ1000億円超を達成しました。驚くべきことですが、物流で1000億円ビジネスが生まれる時代になったのです。このほかにも物流の圧倒的なサービス力で競争力を高め、競合他社を駆逐していく例はたくさんあります。

 これらの例が意味するのがまさしく「お客様の目の前に商品を持ってきたもの勝ち!」ということです。商品をお客様のより近く、できれば目の前に他社に先駆けてスピーディーに置くことによって商品力を高め、ひいては販売力、企業力を高めていく。このサイクルを実現しようとすると必然的に消費立地型が必要となります。ビジネスで勝つためにはお客様に便利な物流サービスが必要であり、そのためには人件費が少々高くても、できるだけ配達スピードを速くできる消費立地型にシフトしていくことが不可欠です。ドライバー不足の問題が深刻化している物流業界では長距離トラックによる幹線輸送を減らす動きが加速しており、輸送距離を短縮できる消費立地型の重要性は今後さらに増してくると思います。


お客様の目の前に商品を持ってきたもの勝ち!
圧倒的な物流サービスで商品力、企業力のアップを実現。

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